女子チームを指導していて、「この選手、最近ちょっと様子がおかしい気がするけれど、どう声をかけたらいいか分からない」と感じたことはありませんか。特に男性の指導者やトレーナーにとって、女性特有の体調の話題は、踏み込みづらいテーマの一つだと思います。
Cheer-Ath-Up代表のサンチェスです。チアリーディングという競技を専門に診ており、選手の約9割以上が女性アスリートという環境で日々トレーナー活動を行っています。
知っておきたい「女性アスリートの三主徴」
女性アスリートに関わる上で、まず知っておいていただきたいキーワードが「女性アスリートの三主徴」です。これは、①運動による消費に見合うだけの食事量が足りていない状態、②それに伴って月経が止まってしまう状態、③さらにそれが続くことで骨密度が低下してしまう状態、という3つが連鎖して起こる健康問題を指します。
一生懸命競技に打ち込むあまり、知らないうちにこの連鎖に入り込んでしまう選手は少なくありません。「食事量が減っている」「月経が来ていない期間が長い」といった変化は、本人からの申告を待つだけでなく、指導者側が知識として持っておくことで、早い段階で気づける可能性が高まります。
踏み込みすぎない距離感で
とはいえ、いきなり「生理は順調?」と踏み込むのは、多くの場合適切ではありません。栄養や治療についての一般的な会話の中に、少しずつ関連する情報を織り交ぜていくくらいの距離感がちょうどいいと感じています。そうした積み重ねの先で、選手自身が「もしかしてこれは関係あるんですか?」と相談してくれることがあります。そのときに婦人科など専門家へつなげる先を用意しておくことが、指導者・トレーナーとしてできる一番大切な役割だと考えています。
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今日からできること
もし今、気になる選手がいるなら、「食事量」と「月経の様子」を直接聞くのではなく、まずはご自身の中で「三主徴」というキーワードを覚えておくところから始めてみてください。知識として持っておくだけで、いざという時の気づきの感度が変わります。
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