月経とコンディショニング|女子アスリートケア

月経とコンディショニング

「大事な大会前に限って、なんだか動きが重い気がする」――そんな違和感を覚えたことはありませんか。月経周期と自分のコンディションが関係しているらしいとは聞いたことがあっても、具体的に何がどう影響しているのか、よく分からないまま日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

Cheer-Ath-Up代表のサンチェスです。柔道整復師として整形外科に勤務しながら、休日はチアリーディングの現場でトレーナー活動を行っています。2023年に新設された「女子アスリートコンディショニングエキスパート検定」の1級を取得しており、女性アスリートのコンディショニングというテーマに日々向き合っています。

月経周期がパフォーマンスに与える2つの影響

女性アスリートのコンディショニングを考える上で押さえておきたいのが、体の「構造」と「生理学的な働き」、2つの側面からの影響です。

構造的な影響:女性は骨盤の形状の影響で、太ももの骨から膝、すねへと続くライン(Qアングルと呼ばれる角度)が男性より大きくなりやすく、膝が内側に入りやすい傾向があります。脚を1本の定規に例えると、女性の脚は膝のあたりで少し「くの字」に曲がりやすい、とイメージするとわかりやすいと思います。

生理学的な影響:月経周期の中では、筋力や代謝のバランスが常に変化しています。周期のタイミングによっては、体幹を支えるインナーマッスルの収縮にわずかな遅れが生じたり、不定愁訴(検査では原因を特定しにくい体調不良)が出たりすることも分かっています。

つまり、「なんだか動きが重い」と感じるその違和感は、気のせいでも根性の問題でもなく、体の中で起きている変化を正しく反映している可能性がある、ということです。

より詳しく知りたい方へ

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月経期の体調管理に役立つ道具(生理用品・フェムテック製品)の選び方は、姉妹サイトのヘルスケアセレクト『フェムテック完全ガイド』でまとめています。食事の量が足りているか気になる方は、『女性アスリートのエネルギー不足』もあわせてご覧ください。

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今日からできること

まずは、生理周期と体調の変化を記録することから始めてみてください。カレンダーやスマートフォンのメモに、月経が始まった日と、その前後で感じた違和感(重だるさ、集中力の低下、膝の違和感など)を書き留めるだけで構いません。1〜2ヶ月続けると、自分なりの調子の波が見えてきます。

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